綺麗になることを目的に患者さんは訪れるのだから、働く看護師も容姿端麗でないと説得力に欠けてしまうのでは?と不安に思う人は多いのではないでしょうか。意外にも選考にはルックスは影響しないようです。美容クリニックで働くにあたり、重要なのは外見に気をつかい、美しく見せる努力をしている人かどうかです。メイクを疎かにしている人には耳が痛い話かもしれませんが、全ては努力をしているかが問題で、もともとの顔立ちが重視されることはないでしょう。美容にもともと興味があり、美容に関してこれから勉強をしたいという前向きな姿勢を見せると、面接での好感度は格段にアップします。
一般的なクリニックではパート看護師として働く人はたくさんいますが、美容クリニックでもパートタイムで働くことは可能なのでしょうか。美容クリニックの求人を転職サイトで検索すると、そのほとんどがパートとアルバイトを募集していることがわかりました。しかし、クリニックとしては人手が不足しており正社員が欲しいというのが本音のようですので、採用されやすいのは正社員の方かもしれません。
せっかく働くのであれば、良い職場で少しでも長く勤務したいものです。質の悪い美容クリニックに誤って転職してしまうのを防ぐために、転職サイトに登録をしてキャリアアドバイザーから情報を集めることをおすすめします。採用条件だけではなく、職場の雰囲気、人間関係までも知ることができるチャンスです。強引な商売をしている美容クリニックがあるのも事実です。クリニックの公式サイトをよくチェックし、怪しいと思われる美容クリニックは避けましょう。
美容クリニックに訪れる患者さんは基本的に健康な方が多いため、人の生死が常にそばにある他の科より精神的に楽に感じる看護師は少なくありません。しかし病院勤務とは別の側面で辛い部分があるようです。美容クリニックの看護で求められることが一般的な病院とは異なるところに原因があります。患者さんは自費で高額な診療費を払っていますので「サービスを受けている」という感覚を持っていることが多いです。満足度の高い接客スキルや質の高い施術が求められ、失敗は絶対に許されません。患者さんから「担当を変えて欲しい」と言われることも珍しくないようです。
すでに美容外科への転職活動を始めている看護師の方は薄々気付いているかもしれませんが、美容外科看護師の求人探しは簡単ではありません。なぜなら美容外科看護師の仕事は人気が高いだけでなく、看護師求人全体のわずか0.5%以下という求人数の少なさで、狭き門に応募が殺到してしまうのです。美容外科への転職を希望している方はつい飛びついてしまいがちですが、あとから後悔しないためにも事前の下調べをきちんとすることが大切です。
華やかなイメージのある美容外科の看護師ですが、その仕事内容は一般病棟の看護師とどのように違うのかを確認してみましょう。美容外科看護師の主な業務は、医療行為・カウンセリング・運営業務の3つに分類することができます。メイン業務となるのは外科手術の介助や準備、患者様のアフターケアなどの医療行為ですが、カウンセリング業務も美容外科に勤務する看護師の重要な役割です。美容医療に関する知識とカウンセリング力を磨く必要があります。
看護師の転職先として、美容外科が大人気です。美容外科の多くは「残業や夜勤が少なく給料が高い」という好条件のため、美容に興味のある看護師のみならず、出産や育児などで夜勤や残業が難しい看護師にとっても美容外科は働きやすく魅力の多い職場といえるでしょう。また、美容医療や施術を社員割引価格で受けられることも人気の理由となっています。お客様の「キレイになりたい」という想いによりそうことも美容外科看護師ならではのやりがいです。