美容外科看護師の仕事内容

どんな仕事内容なのか

美容外科看護師の主な業務は、医療機器の操作や手術のフォローなどの医療行為、お客様のご要望をヒアリングするカウンセリング、院内の清掃や受付業務、書類送付の事務作業全般です。一般の病院と違って、開院準備からお客様対応、医療行為まで幅広い業務を担当する可能性があります。また、年末年始、お盆、土日祝日など一般の病院が休業する期間は逆に繁忙期となることが多いです。一方、夜勤はめったになく急患の受付もないため、子育てをしている女性が働きやすい面もあります。

医療行為を伴う施術

美容医療には一般的に美容外科と美容皮膚科があり、診療内容が異なります。たとえば、美容外科はメスを用いて手術を行うことがありますが、美容皮膚科ではレーザーや投薬による治療がメインになります。また、リフトアップや二重まぶたなどの整形手術は美容外科で行いますが、アンチエイジング、美肌、脱毛の施術などは美容皮膚科になります。
外科手術は美容外科に欠かせません。看護師の大きな役割として手術のフォローがあります。執刀医のサポートだけではなく、薬剤の用意、医療器具のセッティングや滅菌といった手術の準備、手術後の経過観察と患者さんのアフターケアも看護師が担当しています。

患者さんに寄り添う

看護師は医療行為のみ行うこととするクリニックも多いですが、カウンセリングも看護師の業務としているところがあります。カウンセリングでは患者さんの悩みや不安と向き合ってコミュニケーションをとることが重要になります。特に最近はSNSやインターネットから簡単に入手できるため、患者さんが看護師以上に専門用語や美容医療についての知識を持っていることも珍しくありません。前もって調べている患者さんの悩みや不安に答えるためにも、カウンセリングスキルと美容医療に関する知識は必須といえます。

マルチな働き方ができる

看護師とは別に専任の受付カウンセラーを採用しているクリニックが多いですが、まれに医療行為やカウンセリングに加えて、院内の清掃や電話受付、パソコンでのデータ入力や書類作成などの事務業務全般、患者さんのご案内まで看護師に任せているクリニックもあります。その他にも、美顔器や脱毛機などの機器操作、診察、診療のサポートはもちろん、細やかな対応が求められる画面が多いです。よって、美容クリニックの看護師は様々な業務経験をもった人に向いている職業でもあります。